関西電力は６日、東大発ベンチャーのＷＡＳＳＨＡ（東京）と、業務提携したと発表した。アフリカ・タンザニアの未電化地域で、ＷＡＳＳＨＡが展開している電気ランタンのレンタル事業の拡大を支援する。
ＷＡＳＳＨＡは現地でキオスクと呼ばれる日用品を扱う販売店と提携し、太陽光パネルで発電した電気をランタンに充電し、それを未電化地域の家庭の夜間照明用などにレンタルしている。現在１１００店舗のキオスクと提携しているが、今年末に２５００店に増やす方針。さらに１万店へ事業を拡大させる取り組みを関電が支援する。具体的には、関電が太陽光パネルやＬＥＤ（発光ダイオード）ランタンなどの機器を調達し、ＷＡＳＳＨＡに有償で貸与する。
関電は中期経営計画で、国連が定めた持続可能な開発目標「ＳＤＧｓ」などの社会課題解決への貢献を掲げており、今回の取り組みはその一環。