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アコードの国内生産終了 ホンダ、タイに移管

 ホンダが、主力のセダン「アコード」の国内生産を終了することが8日分かった。現在生産している狭山工場(埼玉県狭山市)を2021年度をめどに閉鎖するのに伴い、タイの工場に移管して日本に逆輸入する。ホンダは世界的な生産体制の効率化を進めており、その一環だ。

 アコードは世界各地で展開するホンダの主力車種の一つ。1976年の発売以来、日本で販売する車は一部モデルを除き国内で生産してきた。現在は米国や中国、タイの拠点でも生産しており、20年初めに日本で発売するハイブリッド車(HV)の新型モデルからタイの生産に切り替える。

 タイは電動車の普及に向けた優遇税制を設けており、日本メーカーの生産能力の増強が進んでいる。三菱自動車も21年初めにタイでプラグインハイブリッド車(PHV)の生産を始める予定だ。

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