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モヒガン 24~25年に北海道でIR開業

 □モヒガン・ゲーミング・エンターテインメントCEO マリオ・コントメルコスさん(43)

 --北海道に統合型リゾート施設(IR)の建設を表明しているが、どういう構想か

 「35億~45億ドル(約3800億円~4900億円)を投じ、新千歳空港南西の苫小牧市で2020~21年にかけて着工し、着工から4年後には開業したい。3棟2000~3000室のホテルや6000人を収容できる国際会議場などのMICE(マイス)施設、1万人規模のスポーツやアーティストの公演向けのアリーナ、飲食施設、テーマパークを備える。カジノについては、日本人向けにはマイナンバーカード、訪日客向けにはパスポートを使った顔認証で入場時のセキュリティーを確保する。アイヌ文化を紹介する博物館も併設する」

 --北海道に進出したい理由は

 「四季があって自然が豊かという環境は、当社最大のIR『モヒガン・サン』がある米コネティカット州にも似ている。中国や韓国からの多くの訪日客を見込める新千歳空港から近いという立地も魅力的だ。9月には苫小牧市に事務所を設立し、責任を持ってIRを運営する方針を説明して、当社の認知度を上げたい」

 --日本のIRは3カ所と法律で定められている。北海道が選ばれなかった場合はどうするのか

 「当社は地域への約束を守りきる会社だ。オレゴン州に建設すると表明後、さまざまな事情で開業が遅れて、建設表明から10年以上かかったこともあった。最初の3カ所に北海道が選ばれなくても、次のフェーズまで待って必ず北海道に進出したい」

 --日本政府のIR政策の動きが遅れている

 「いろいろな遅れが出るのはとても自然なことだ。新産業ができる際はさまざまな疑問が出るのが当然だ。日本政府は確実に成功させるために慎重に取り組んでいるとみている。どんな要請や規制にも対応したい」

【プロフィル】マリオ・コントメルコス

 コーネル大卒。米JPモルガン証券などを経て、2011年9月入社。最高財務責任者を経て17年10月から最高経営責任者(CEO)。

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