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大韓航空、ドル箱路線は維持 日本便の大幅見直しも影響は限定的か

 韓国を代表する航空会社の大韓航空が日韓路線の大幅見直しを決めたのは、韓国から日本への9月の旅行予約が前年同月比で8割減となるなど、旅行者の減少が続くとみられるからだ。一方、同社が見直すのは日韓路線の一部にすぎず、成田、関西-ソウル線など“ドル箱路線”は維持するためビジネス利用への影響は限定的とみられる。

 大韓航空は20日、一時的なものも含めて釜山-関西やソウル-鹿児島などソウルと日本の地方を結ぶ路線を中心に6路線の運休を発表したが、同社はソウルと福岡、関西、羽田、成田各空港を結ぶ路線を1日3便運航。日本の3社もソウルと羽田や関西路線を1日3~4便運航しており、両国の大都市間を行き来するビジネス利用者への影響は少ないとみられる。

 日韓路線は、韓国の格安航空会社(LCC)中心に計13社が、今月19~25日までの1週間では片道1289便を運航する。日本の航空会社では全日本空輸、日本航空、全日空系LCCのピーチ・アビエーションの3社がソウル-羽田など112便を運航している。

 一方、大手旅行会社のJTBによると、日本から韓国への予約状況は8月で前年同月比3割減、9月で5割減と大幅な減少傾向。韓国から日本へは8月で7割減、9月で8割減と減少傾向はさらに顕著だ。全日空の旅客数や予約状況も1~8月は1割減、9~12月は2割減と観光客を中心に減少傾向にあるという。

 ただ、日本の航空3社にとっては韓国路線の便数は欧米路線などに比べると少ないため、観光客を中心とした利用者減が業績に与える影響は少ないとみられる。一方でソウル-旭川線など運休によって韓国行きの路線がなくなる空港もあり、訪日客の消費を取り込みたい地方経済への影響が出る可能性はありそうだ。

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