メーカー

「建設女子」獲得へ脱・3K 群馬県で職場環境の改善進む

 建設業界で働く女性を増やすためのさまざまな取り組みが群馬県で進んでいる。「きつい、汚い、危険」の「3K職場」の代表格として敬遠されがちな業界。建設現場の環境改善を促すことで女性が働きやすい職場づくりを後押しし、これまでのイメージを払拭したい考えだ。

 「女性として苦労したことは」「職場の男女比は」。22日、県が前橋市で開催した女性技術者と女子高校生の意見交換会。県内の工業高校などで学ぶ6人が不安をぶつけた。

 2歳児を育てながら1級土木施工管理技士として働く佐藤安紗美さん(36)は「子供を職場に連れて行くことに対する理解が広がっている」と笑顔で答え「道路工事に反対する住民の理解を得るために意思疎通を重ねる上で、女性ならではのこまやかさが生かされる場面もある」とやりがいも語った。

 6人は意見交換後、同県高崎市で建設中の大型集客施設を見学。前橋工業高1年の入沢萌さん(15)は「完成後の達成感が大きいと思う。憧れが増した」と話した。

 群馬県建設業協会によると、2017年度末時点の県内の女性技術者数は155人で、全体の3.9%。過去5年間で微増してはいるが、依然として少ないままだ。女性活躍を進めたい協会は、建設現場は清潔か、トイレへの配慮があるかなどを女性会員が点検し、優れた会社を表彰する取り組みを始めた。

 県発注の建設現場では、鏡付き洗面台や衛生用品を備えるなど、女性に配慮した「快適トイレ」を施工者が設置した場合、県が設置費用を負担して導入を促している。

 県の担当者は「まだまだ女性が少ない業界。女性が働きやすい職場にすることは男女双方にとって環境改善につながる」と話している。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus