トップは語る

高付加価値の介護施設へ積極投資 チャーム・ケア・コーポレーション

 □チャーム・ケア・コーポレーション社長 下村隆彦さん(76)

 --介護付き有料老人ホームを展開している

 「介護保険給付が安定している介護付き有料老人ホームに力を入れ、関西では大阪、京都、兵庫、奈良の4府県、関東は首都圏に絞った展開をしている。8月には東京都渋谷区に『チャームプレミアグラン松濤』を開設した。これまでは『良いサービスをリーズナブルに』というコンセプトの下で事業展開してきたが、今後は『量から質』への転換を図り、付加価値の高い施設へ積極投資する。新施設は富裕層向けの最高級ホームという位置付けで、月額利用料を100万円程度に設定している」

 --コンシェルジュが常駐している

 「毎日忙しく働いている介護スタッフだけでは、小まめなコミュニケーションを取れないことがあるので、キャビンアテンダントなどの『おもてなし』の経験を持つコンシェルジュが入居者の生の声を聞く時間を設けた」

 --最高級サービスの具体的な内容は

 「介護スタッフを充実させ、毎日の生活を豊かに過ごしていただくことを考え、外出するときにスタッフが付き添うサービスを提供するなど、入居者の思いに寄り添うホームの実現を目指している」

 --東証1部上場を機に企業ロゴマークを一新した

 「Charm Care Corporationの3つのCをデザインした。お客さま(Customer)、社会(Community)、従業員(Charm Staff)への約束(Commit)である企業行動基準を実行するという意味も込めた」

 --今後の成長戦略は

 「認知症の予防ケアやリハビリなど、入居者の健康寿命を長くするためのプログラムに力を入れたい。また、介護事業の持続的な成長を実現するため、シルバー向けの不動産事業にも取り組んでいきたい」

【プロフィル】下村隆彦

 しもむら・たかひこ 大阪工業大工学部建築学科卒。1966年に総合建設会社に入社後、26歳の時に祖父が経営する下村建設に入社、73年に社長に就任(現在は会長)。2004年にチャーム・ケア・コーポレーションの前身企業を設立。一般社団法人全国介護付きホーム協会常任理事。高知県出身。

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