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「遊技産業の行方」テーマに勉強会

 パチンコ・チェーンストア協会(PCSA、代表理事・加藤英則氏)は8月22日、東京都千代田区のTKPガーデンシティプレミアム神保町で第69回PCSA公開経営勉強会を開催した。

 勉強会では、「パネルディスカッション『~令和時代のパチンコ産業の行方~』産業として安定した基盤を確立するためには」が行われ、エンタテインメントビジネス総合研究所代表取締役社長の藤田宏氏をコーディネーターに、ダイナムジャパンホールディングス取締役会議長兼代表執行役/ダイナム取締役会長の佐藤公平氏、ニラク・ジー・シー・ホールディングス取締役執行専務/ニラク取締役経営企画本部長の大石明徳氏、オーイズミ代表取締役社長の大泉秀治氏、フリーライター/月刊シークエンス発行人編集長のPOKKA吉田氏が登壇。業界の今後を展望した。

 まず遊技業界の不安要因について意見を交換。佐藤氏は「20年後にこの業界が存続しているのか分からない」と述べ、あらゆる分野でのパラダイムシフトの重要性を指摘。さらに「ビジネスはすべて100%確実なことはない。20年後の理想が描けているかどうかが大切だ。それさえ描けていないことが問題だ」と現状を俯瞰(ふかん)。「理想があれば困難を乗り越えていく勇気は持てる。理想がなければ乗り越えるエネルギーさえ湧いてこない。理想についての議論をもっと行い深めていくべきだし、解決方法の自由度を高めていく努力が必要だ。それを可能にするためにも、遊技業界が社会に支持されなければならない」と呼び掛けた。

 大石氏は、多くの従業員の人生に責任を負う立場として、警察庁主導で行われる規制の動向により大きく業況が左右される現状を憂慮。「産業の持続可能な成長に向けて社会の理解を得るためにも、順法営業をはじめ社会に対していかに責任ある行動をとっていくのかが重要であり、またこれを世間に認知してもらう必要がある」と指摘した。

 大泉氏は、少子高齢化と娯楽の多様化のなか20年後の業界の存続は保証されていないとの考えを示しつつ、オープンイノベーションによる新たな価値の創出に期待。またPOKKA吉田氏は、各パネリストの発言にコメントを求められるなか、「1000万人のファンがいる背景を考えても、現状の規制が社会に迷惑にならない形で変わっていけば可能性は広がる。同時に、情報発信のあり方も重要になってくる。一事が万事、社会とのコミュニケーションにかかっている」と述べるなどした。

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