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日産、企業統治不全から決別 西川氏辞任・ゴーン被告の事件の社内調査公表 (2/2ページ)

 西川氏は7月の決算会見では、現在の中期経営計画が終わる令和4(2022)年度末以降は「次世代を担うグループに任せたい」としていたが、不正問題を受けて辞任に追い込まれた格好。ゴーン被告に続き、首脳級の幹部が再び降板する事態となった。

 西川氏の不正報酬問題は、「ストック・アプリシエーション・ライト(SAR)」と呼ばれる制度の悪用。株価が事前に決められた水準を超えると、保有する株式数と株価に応じて差額を受け取れる。平成25年5月に権利の行使日をずらし、その間の株価上昇により、西川氏が数千万円多く受け取っていた疑いが社内調査で判明した。

 西川氏は、当初予定より多く受け取った報酬を返納する意向だ。日産はSAR制度をめぐって、西川氏以外にも当時の幹部の関与があったとしており、当時の監督機能の不備が浮き彫りになった。

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