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霧島酒造7年首位 18年売上高ランキング 焼酎ブーム一服、苦戦映す

 帝国データバンク福岡支店が発表した焼酎・泡盛メーカーの2018年売上高ランキングで、霧島酒造(宮崎県都城市)が659億円で7年連続の首位となった。ただ、前年より3.4%減。上位50社の売上高合計も2.4%減の計3140億円だった。

 上位50社のうち6割弱の28社が減収。ハイボール人気を追い風に好調なウイスキー販売とは対照的で、焼酎市場はブームが一服し、苦戦しているのが浮き彫りになった。

 芋焼酎「黒霧島」が主力の霧島酒造は、九州以外での売り上げが低調だったのが響いた。「いいちこ」で知られる三和酒類(大分県宇佐市)は4.2%減の445億円で2位、「鍛高譚」などを展開するオエノングループ(東京)は1.3%増の401億円で3位。

 売上高の減少率が最大だったのは25位の田苑酒造(鹿児島県薩摩川内市)で18.2%減った。一方、伸び率が最大だったのは23位の福井酒造(愛知県豊橋市)で28.3%増、次いで12位の宮崎本店(三重県四日市市)も11.1%伸びた。

 上位50社の都道県別の売上高合計は、宮崎県が904億円で4年連続の首位となったが、霧島酒造の減収が足を引っ張って2.6%減。2位の鹿児島県は4.4%減の740億円、3位の大分県は3.3%減の642億円となった。

 国税庁によると、17年度の焼酎全体の消費量は約81万6000キロリットルと前年度より1.8%減り、ウイスキーの10.5%増と明暗を分けた。帝国データバンクは、焼酎の市場拡大には「海外市場の取り込みが浮沈の鍵を握る。行政も巻き込んだ業界一丸の取り組みが不可欠だ」と指摘している。

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