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JDI白山工場、再稼働時期決められず 再建へ綱渡り続く

 経営再建中の中小型液晶大手、ジャパンディスプレイ(JDI)は13日、主力の白山工場(石川県白山市)の休止を当面延長すると発表した。スマートフォン向けパネルの需要低迷が続いているためで、再稼働の時期は未定。資本業務提携を結んだ中国・香港ファンドからの資金の払い込みにも不透明感が残り、再建へ綱渡りの状況が続く。

 JDIは6月、液晶パネルの需要低迷や中国勢などの競合メーカーとの競争激化を受け、白山工場の稼働を7~9月の間、休止すると発表。9月末までに再稼働の時期を判断するとしていた。

 再稼働時期や今後の活用方法については、主要顧客である米アップルのスマホの需要動向や、中国・香港ファンドの意向も踏まえて判断する。

 JDIは現在、スマホ向けは液晶パネルのみを生産している。だが最近は、より付加価値の高い有機ELパネルに需要が移行。アップルも2020年のモデルから全面的に有機ELを採用するとの観測があり、液晶の生産設備しか持たない白山工場の再開には不透明感が根強い。

 中国・香港ファンドは有機ELパネルを今後白山工場で量産することも選択肢の一つとして提案。JDIと協議を進めている。

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