ヤフー・ZOZO会見詳報

(3)前沢氏「月への渡航以外に、もう1回宇宙に行く」 (1/2ページ)

 《再び前沢氏が登壇した》

 前沢氏「(資本提携や辞任を)開示させていただいてから、ネット上をいろいろ見ました。『すばらしいシナジーのある提携だよね』であったり、『ものすごい良いパートナーシップだね、まるで結婚みたいじゃん』などポジティブな意見が散見されうれしく思います。ちなみに『前沢の言動は不安だったから、やめてもらって清々した』などの応援コメントも見られました。沢田から、前沢のやり方はトップダウン、ワンマン経営ではという言葉もありましたが、自分でもそう思う節がありまして、21年間自分の好きなことを仕事にという思いで、ひたむきに突っ走って参りました。社会に出た経験もなければ、社長になったこともないですし、MBAなどの勉強をしたわけでもありません。好きなことを突き詰めてやっていたら気づいたら社長になっていて、多くのお客さま、多くの取引先さま、多くの株主さまにまで応援していただいて上場までしてしまった。この21年間は夢のような時間を過ごさせていただきました。

 《自身の経営手法の“限界”についても、率直に語った》

 前沢氏「ここにきて、ZOZOにいくつか課題がありました。特に、これから成長していく上で、ファッション好きな方だけじゃなく、あらゆる皆さまに商品をお届けしてかなくてはならない局面がきました。そういった意味でヤフーとの提携によってZOZOの未来は大きく開かれるものだと思います。同時にヤフーから見ても、ファッション領域が不安だとか、若い方達、最近見てくれてるのかなといった課題もありました。そういった意味で、お互いの弱点を補い合い、強いところを伸ばし合える、本当に結婚のような提携になると、独身の僕が偉そうですが、思っています。僕の経営手法は感性に基づく経営手法をとっていました。時代の香りやにおい、皆さんの動きや考え方、雰囲気、そういったものを直感的にかつ野性的に感じ取り、経営に生かす手法をとってきました。ですので、時には読み違えたり、調子が悪いときに失敗をおかすこともあり反省しております。沢田新社長は真逆の経営手法をとっていただける新社長だと思っています。ロジカル(論理的)というか、データや繰り返しのテストに基づきはじき出される極めて機械的で、ロジカルな経営戦略・手法を沢田が得意としているので、感性の部分を沢田を助ける形で、ファッションが大好きなスタッフたちが補っていかなければいけないと思う。チームワーク、総合力がZOZOに問われると思ってます。逆に言うと、僕はチーム力、総合力を生かし切れていなかったのかもしれない。ワンマンであり、自分がこう思うからこうやってよというようなスタイルでやってきたので、現場に裁量を与えられてこなかったようなところもありました。そういった意味で、いろんな課題に直面している今、経営の考え方、体制、抜本的に変わるタイミングだったのだと思います。そうしたタイミングでこうしてヤフーさんとの縁に恵まれ、沢田社長率いる新体制でZOZOが新しいスタートを切れることを、心から応援したいと思っています。

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