「大阪・関西万博」の2025年開催に向け、大阪経済大(大阪市東淀川区)は27日から来年1月24日までに計15回、「大阪・関西万博講座」を開講する。万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」にあわせ、医学や建築、ホスピタリティー(もてなし)などの視点から、有識者らが万博の魅力に迫る。
通信販売会社「ジャパネットたかた」(長崎県佐世保市)創業者で、同大出身の高田明さんによる寄付講座。1970年大阪万博に詳しいタレントの浜村淳氏を皮切りに、コンピューター・グラフィックス(CG)の第一人者の河口洋一郎東大名誉教授、大阪観光局の溝畑宏理事長、建築家の団紀彦氏ら各分野のエキスパートが講演。最終回には、澤芳樹阪大教授(心臓血管外科)が未来の医学の行方などについて語る。
「大阪・関西万博に関する知見を共有してほしい」(山本俊一郎学長)としており、学生に加え、社会人にも無料公開する。希望者は同大教育・研究支援・社会連携部(06・6990・3694)へ。