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イオン、簡単調理冷凍商品で内食需要狙う

 イオンを運営するイオンリテール(千葉市)は18日、東京都江戸川区の「イオン 葛西店」で「イオン 増税前 内食向け新商品発表会」を開き、冷凍食品の「トップバリュ フローズンCooKit(クッキット)」シリーズの新商品6品を、全国のイオンなど約1800店舗で同日から販売すると発表した。消費税増税により外食離れが進むなか、時短商品の強化で、家で調理する内食の需要を取り込む狙いだ。

 「フローズンクッキット」は、約10分で完成する冷凍食品で、水や油、調味料など使わずに作れるのが特徴。平成31年4月に6品を発売し、売れ行きが好調なシリーズで、今回、新たに6品を追加してラインアップの充実を図る。

 新商品の「親子煮」は、たまご入りのたれを冷凍し、冷蔵庫に卵を保管しておく手間を省いた。また、「白身魚と野菜の甘酢あんかけ」など、健康志向が高い消費者向けに初の魚メニューも充実させた。

 10月の消費税増税後は税率の上がる外食を控える消費者が増え、軽減税率が適用される持ち帰り商品や、家で簡単に調理できる商品への需要が高まるとみられている。イオンリテールはこれまでも、低温冷蔵の簡単調理商品など、プライベートブランドで内食向け商品を強化してきており、さらなる商品の充実で消費者の声に応えていく。

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