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「日常食も宅配」変わる認識 「出前館」運営社長に外食サービスの変化を聞く (1/2ページ)

 外食の宅配ポータルサイト「出前館」を運営する夢の街創造委員会の中村利江社長に、変わりつつある外食サービスについて聞いた。

 --宅配サービスを強化する外食チェーンが増えた

 「当社はウェブで注文をとりまとめる事業に加え、2年前からは配達を代行するエリアを拡大してきたが、昨年末から引き合いがすごい。2年前に約1万5000店舗だった加盟店舗数が足元で2万を超える勢い。ここ1年では約2700店舗に加盟してもらった」

 --宅配は初めてという外食チェーンも多いか

 「各チェーンともこれからは宅配をやらなくてはという危機感を感じる。増えた約5000店舗のうち約8割はこれまで宅配をしていなかった店舗で、業種はファミレスやファストフード。ここ数カ月はカフェやスイーツも多い。人手不足を背景に配達代行が喜ばれているほか、店内飲食とは違う客層から売り上げを積めて評価してもらえている」

 --宅配需要の高まりをどう受け止めているか

 「やっと来たかなという感じ。海外では店内飲食の飲食店が宅配をするのは普通だが、日本は出前は来客があったときにするものという認識だった。それが人手不足や女性の社会進出などもあり、ハンバーガーやラーメンのような日常食も宅配すると知り始めた」

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