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観光地へのアクセス向上へ 信楽駅で小型電気自動車貸し出し実証実験 滋賀・信楽高原鉄道

 信楽高原鉄道(SKR)は、滋賀県甲賀市の信楽駅で超小型電気自動車(EV)を貸し出す実証実験を始めた。駅から観光地へのアクセスを向上し、電車を利用する観光客の利便性を高めるのが狙いで、県内初の取り組みという。実験は来年3月31日まで行い、需要などを見極めて導入を検討する。

 信楽駅がある甲賀市信楽町地区は「陶芸の里」として知られる県内有数の観光地で、同地区を舞台に女性陶芸家の奮闘を描くNHKの連続テレビ小説「スカーレット」が30日から放送がスタートし、観光客の増加が見込まれる。ただ、信楽駅から「陶芸の森」などの観光施設までは1キロ以上離れており、信楽駅を通るバスは休日には1時間に1~2本にとどまっている。駅から観光地までの「2次交通」が十分に整備されていないことが観光客を呼び込む上で課題となっていた。

 実証実験で利用するEVはトヨタ車体の「コムス」で1人乗り。フル充電で約50キロ走行できる。全長約2メートルの車体は小回りがきき、細い道が多い同地区でも運転しやすいのが特徴で、SKRの担当者は「点在する窯元や美術館などを回るには便利だ」と話している。

 実験期間中は信楽駅で午前10時から午後3時半までの間、SKR利用者に無償で貸し出す。利用には普通自動車免許が必要(高校生は不可)で、予約は不可。

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