業界団体だより

pp奨学金、20年度給付希望者の受け付け開始

 「pp(パチンコ・パチスロ)奨学金」(委員長・深谷友尋氏)は15日から10月31日まで、2020年度給付希望者の受け付けを行う。同奨学金は、社会福祉法人さぽうと21(理事長・吹浦忠正氏)の協力によって17年からスタートした学生支援プログラム。多くの奨学金制度が貸与型で運営されており、利用学生は社会に出たと同時にその返済に追われる現状が社会問題化するなか、pp奨学金は返済が不要の奨学金である点が特徴となっている。

 パチンコ・パチスロ店の利用客に余ったパチンコ玉やメダルを募金ならぬ「募玉」してもらい、パチンコ玉なら1玉4円、メダルなら1枚20円に換算し奨学金として活用。パチンコ・パチスロ業界が、遊技客の善意と困窮する学生たちとをつなぐ架け橋になるという仕組みだ。

 同奨学金は、17年度には試験的に8人に、本格始動した18年度には22人に、19年度には37人の大学生・大学院生に奨学金を給付している。現在、53の業界各社・団体から賛同や協力を得て124店舗で募玉箱を設置。今後は遊技業界を挙げた取り組みとして、より質の高い支援プログラムの実現を目指している。

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