経済産業省は24日、さまざまな機器が通信でつながる「モノのインターネット(IoT)」に対応した家電を購入、利用した人に、ポイントや商品券などの特典を付与する事業を10月から始めると発表した。
シャープなどを中心とする3つの企業グループを補助金の対象に選定し、各社が特典を提供する。IoT家電の導入を後押しすることで、家事負担の軽減や、離れて住む家族の見守りサービスといった機能を体感してもらうのが狙い。
対象者は原則として、10月1日から来年1月26日までの間に、指定の家電やサービスの利用を始め、1カ月以上継続して使用することが条件となる。経産省は30万人程度が利用し、1人当たりの特典は1万円を上限と想定している。
シャープはセコムと連携し、高齢者の見守りサービスでテレビの電源を入れたことが遠隔地の家族に分かる仕組みを提供する。