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経営混迷のJDI 臨時株主総会を開催

 経営再建中の中小型液晶大手、ジャパンディスプレイ(JDI)は27日午前、東京都内で臨時株主総会を開いた。中国ファンド「ハーベストグループ」などから最大800億円の金融支援を受けることなどが議決される予定だったが、JDIは26日夜にハーベストが支援をとりやめることを発表しており、混迷する経営に対する株主からの反発が予想される。

 JDIが想定していた金融支援ではハーベストが全体の約8割にあたる六百数十億円を拠出する予定だった。最大の資金の出し手であるハーベストが金融支援の枠組みから外れることで、JDI再建の大前提が揺らいでいる。

 JDIの月崎義幸社長は26日夜の記者会見で「遺憾だ。業績を立て直して皆さまの期待に応えたい」と説明。次期社長に内定している菊岡稔常務執行役員は「資金状況に懸念はない」と述べていた。

 しかしJDIへの金融支援をめぐっては、これまでにも台湾企業が資金拠出をとりやめるなど、JDIが示した計画が想定通りに進まない状況が重ねられてきた。このため臨時株主総会では株主から経営陣への強い不満が示される可能性がある。臨時株主総会では菊岡氏の社長就任の前提となる取締役への就任も議題となっている。

 東京証券取引所の27日午前の取引では、JDIの株価は取引開始直後に前日終値比8円安(約12%減)の59円をつけた。

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