関電金品受領問題会見詳報(6)

森山氏側からなぜ金品贈与か 岩根社長「私自身も分かりません」 (1/2ページ)

 --金品を受領した20人は原子力事業部が中心か

 岩根茂樹社長「個人に関わることなので、回答は差し控えます」

--社長は就任祝いで受け取ったが、一般社員はどういう名目なのか

 岩根社長「さまざまな名目があると聞いているが、詳細は差し控えます」

 --儀礼上というのは、関電ではどのくらいを許容しているのか

 《岩根氏は大きく咳ばらいをする》

 岩根社長「各企業がするお歳暮程度。社内的に金額の規定はありませんが、社会通念上で考えている。今回はそれを大きく上回ったということです」

 --どんなものを返したのか

 岩根茂樹社長「たとえば、中元やお歳暮のそうめんとか、そういったもの以外の金品などはお返ししました」

 --(返さなかったのは)飲食品や文具などということか

 岩根社長「企業のお中元や歳暮とお考えください」

 --3億2000万円のうち、いくら受け取り、返したのか

 岩根社長「詳細な金額は差し控えますが、儀礼のもの以外はすでに返却している認識です」

 --3億2000万円のほとんどを返したのか

 岩根社長「その金額の相当量をお返ししたということです」

--税法上、所得税の修正は1人あたり60万円以上ということになるが

 岡田達志常務執行役員

 「所得税の修正は、(国税当局から)指摘を受け、申請したのは数人。もらいっぱなしのものだけじゃなく、返却したのもあります」

--社長就任から3年。その間、返却を試みた具体例を教えてください

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