トップは語る

みなと銀行 兵庫の金融機関と連携し事業承継

 □みなと銀行頭取・服部博明さん

 --兵庫県内の景況感は

 「当行グループのシンクタンク調査によると、県内の中堅・中小企業のDI(景気動向指数)は2期連続で悪化した。一方で、人手不足を背景に自動化など設備投資ニーズは依然として強く、設備投資用途の融資残高は伸びている。大阪・関西万博の開催が決まり、観光関連ビジネスも盛り上がり始めた。3月に観光推進室を立ち上げ、地元の観光関連企業と連携し県内での滞在時間や“コト消費”を伸ばす取り組みを仕掛けている」

 --昨年4月の経営統合で関西みらいフィナンシャルグループが発足した

 「チャンネル、情報、機能の3つのネットワークが拡大し着実に効果が出ている。グループ内でATM(現金自動預払機)の相互利用が可能となり、利便性が向上した。大阪や滋賀、関東の企業ともビジネスマッチングしやすくなった。りそなグループが得意とする遺言信託や遺産整理などの相続関連、不動産関連業務の取り扱いも拡大している」

 --10月、神戸にビジネス交流拠点を開設する

 「グループのネットワークを最大限活用し、取引先の事業拡大や地域経済の活性化につなげる。約15人体制で、創業や海外進出支援、ビジネスマッチング、経営改善などトータルサポート拠点にしていく」

 --企業の事業承継対策は

 「今年8月に兵庫信用金庫(兵庫県姫路市)との連携により、県内企業の事業承継型M&A(企業の合併・買収)を成立させた。県内の若者人口が減るなか、企業を県内にとどめることで雇用も守られ地域振興にもつながる。県内の各金融機関と連携して事業承継型M&Aに積極的に取りくみ、コンサルティング収入などの役務収益比率を現行の19%から将来的には30%に引き上げる」

【プロフィル】服部博明

 はっとり・ひろあき 関西学院大法卒。1980年太陽神戸銀行(現三井住友銀行)入行。2012年三井住友銀行常務執行役員、15年みなと銀行副頭取を経て、16年4月から現職。18年4月から関西みらいフィナンシャルグループ代表取締役を兼任。兵庫県出身。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus