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中国地方の地域ブランドのマッチング会開く 広島

 中国地方の地域ブランド同士のマッチング会「地域ブランド応援セッション」が、広島市中区上八丁堀の中国経済産業局で開催された。中国地域各県などから24団体が参加し、コラボレーションについてのアイデアや情報交換などが行われた。

 この事業は、同局が地域ブランドの普及や活動促進を図るために、地域ブランド同士のコラボレーションを進めることを目的に平成29年度から実施。昨年度は18団体が参加し、23件のコラボ案が生まれた。中には地域ブランド関係者らが手を組んで東京でイベントを開催し、コラボ商品が実用化されたケースも報告されている。

 セッションには地域ブランドの関係者や支援する自治体関係者、商工会関係者らが出席。地域ブランド同士がコラボする意義などについて説明があった後、それぞれの参加者らがアイデアを語りあった。

 昨年に参加し萩焼(山口県)とのコラボ商品を販売した石州瓦を手がける亀谷窯業(島根県浜田市)の亀谷典生社長は「最初は焼き物に興味がなかったが、実際にやってみると低いコストでかなり良質な商品ができた」と振り返る。

 同局によると中国地方には5県で43件(今年4月1日現在)の地域ブランドが登録されており、関係者は「昨年は想定していた以上のコラボが提案された。今年は参加者も増えて、熱い議論に期待しています」と話していた。

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