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RMBA 融資残高、10年内に1000億円目指す (1/2ページ)

 りそなマーチャントバンクアジア最高経営責任者・清水正幸さんに聞く

 --りそなマーチャントバンクアジア(RMBA)設立から2年が経過した。感触は

 「RMBAは東南アジア諸国連合(ASEAN)地域やインド、香港に進出している、または進出を目指す日系中小企業にターゲットを絞っており、融資やM&A(企業の合併・買収)仲介などのサービスを提供している。りそな銀行は中小企業を重視する戦略を取っているが、それと同じことをASEAN各国などでも展開している。この2年間で成長の兆しは間違いなく出ている」

 --8月に100億円の増資を行った。今後の目標は

 「今までのスタイルをベースに事業規模を拡大する。今回の増資でその環境が整った。10年以内に融資残高を現在の150億円から1000億円まで引き上げたい」

 --中小企業のASEAN市場への関心は高いのか

 「中小企業は日本市場の限界感の中、大手企業に追随するのではなく、自ら海外にマーケットを開拓していくという動きになっている。ただ、そうした企業は財務内容が脆弱(ぜいじゃく)な場合も多く、単独での融資調達は本来難しい。そこをRMBAは側面支援し、融資をする。手間暇は掛かるが、それを積み上げていくスタイルを目指す」

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