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NECの顔認証技術が5回目の世界一に エラー率の低さ・処理速度の速さ評価

 NECは3日、画像データから人間の顔を識別する同社の顔認証技術について、昨年、米国の国立標準技術研究所(NIST)が世界の企業・研究機関を対象に実施した精度やスピードの技術テストで1位の評価を得たと発表した。同社がNISTの顔認証テストで1位となったのは5回目となる。

 テストは、約160万人の登録澄みの顔画像データと特定の人物の顔画像データを照合し、同一人物かどうか判定を行うもの。米国や中国、ロシアなどから参加した49の企業・研究機関と競い合った結果、同社は照合時のエラー率の低さで最高の評価を受け、処理速度の速さでも最高水準に位置付けられた。顔の特徴点や表情の変化を的確に捉える認証技術の高さが証明された格好だ。

 精度と速度だけでなく、加齢に伴う経年変化への対応でも、顔画像データの撮影から10年以上経過した場合の認証で最も低いエラー率を記録した。

 システム開発を担当した今岡仁フェローは「日本で顔認証はまだそれほど見られていないが、これからの10年で一般の生活にどんどん入る」と予想。同社は、バス・鉄道といった公共交通機関や市役所・病院などの公的施設へのサービス提供を通じ、生体認証事業のさらなる拡大を目指す方針だ。

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