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帝国ホテル、京都出店へ 「弥栄会館」活用に向け協議

 帝国ホテルは9日、京都市東山区にある国の登録有形文化財「弥栄(やさか)会館」を改修しホテルにするため、同会館の所有者と協議を始めることで合意したと発表した。実現すれば東京、上高地、大阪に次ぐ4店目の帝国ホテルとなる。訪日富裕層をターゲットとする最高級ホテルにする方針だ。

 同会館は洋式ながら銅板瓦屋根など和風の意匠を取り入れた建物。寺社仏閣やお茶屋が集まり、観光客でにぎわう花見小路通沿いにある。京都市内で記者会見した帝国ホテルの定保(さだやす)英弥社長は「京都の象徴と言ってもいい場所で(出店できることは)絶好のチャンス」と述べた。ただ今後、建物の意匠を生かした改修の検討が必要とし、開業時期は未定とした。

 ホテルの客室数は100室未満で74室を擁する上高地帝国ホテル(長野県)と同規模を想定。宿泊代は既存の帝国ホテルより高くし、1室1泊10万円台の市内の外資高級ホテルを見すえたグレードにする。

 弥栄会館を所有するのは、芸舞妓の教育機関を運営する「八坂女紅場(にょこうば)学園」。同会館は昭和11年建設で地上5階、地下1階建て。改修費は帝国側が負担し、賃借して運営する。投資額は100億円を超える見通し。

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