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報酬未払いやセクハラ対応 日常トラブル、弁護士費用の保険注目

 日常生活の中でトラブルが起きたときの弁護士費用を支払う保険が注目されている。フリーで働く人の報酬トラブルや最近問題の「あおり運転」のほか、痴漢のトラブルに備えるものまである。

 「フリーで働く人の7割が報酬未払いを経験し、そのうち4割が泣き寝入りをしています」-プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会の平田麻莉代表理事はこう話す。

 同協会は損保ジャパン日本興亜と提携し、協会の一般会員を対象にした保険「フリーガル」を8月から提供を始めた。報酬トラブルが起きた際に、まず無料の電話相談で対応し、解決しないときは弁護士を紹介。法的対応にかかった費用を保険金として支払う。

 年間保険料は5000円、1万円、1万5000円から選べ、支払限度額はそれぞれ50万円、120万円、200万円。損保ジャパンの担当者は「報酬トラブルに限定することで保険料を安くした。3年後に約1万人の契約を目指す」としている。

 日常の幅広いトラブルに対応する弁護士保険「ミカタ(Mikata)」を扱うプリベント少額短期保険は昨年11月から、自動車に貼ることを想定したステッカーを新規加入者に配布。黄色の目立つデザインで弁護士保険に加入していることを記載し、あおり運転などを防止する狙いだ。

 以前から、保険証型のカードや玄関などに貼るステッカーを作成。「職場でのセクハラや悪質訪問販売の防止などに役立ってきた」と香月裕也執行役員。保険料は月額2980円で、弁護士費用の支払限度額は年間500万円。9月に1人当たり月1500円で3親等以内の親族も利用できる特約を発売した。

 ジャパン少額短期保険の「男を守る弁護士保険・女を守る弁護士保険」は、満員電車の中などで痴漢に間違われたときや、痴漢の被害に遭ったときにかかった弁護士費用を支払う。

 トラブルに遭ったときは、すぐに弁護士に電話で相談。駅員や警察官との対応を弁護士が電話でアドバイスし、必要なら現場に駆け付ける。

 杉本尚士会長は「4年前の発売以来、痴漢の間違いについては1件も被害届が出されず、その場で解決した」と話している。痴漢トラブルのほか、他人の物を壊したときなどの損害賠償もセットで保険料は月590円。

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