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日産、技術体感の実験店舗 顧客獲得へブランド強化

 日産自動車は16日、電気自動車(EV)や運転支援システムなどが体感できる実験店舗を川崎市に設けると明らかにした。既存の販売店の一部で専用スタッフが接客する。経営幹部の不祥事が相次ぎイメージが悪化する中、先進的な技術の認知度を上げることでブランド力を強化し、新たな顧客獲得を狙う。

 今月下旬から来年3月ごろまで実施。利用者の反応などを見極めた上で、他の店舗にも導入を広げるかどうか判断する。販売店のスペースを有効活用する計画だ。

 実験店舗では「ブランドクルー」と名付けられたスタッフが約1時間半ずつ接客する。新車に搭載されている技術を説明した上で、アクセルペダルで加速や減速ができる機能などを実際に体験してもらう。音声認識ソフトを使ったEVのエアコン操作などもできる。

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