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KDDI、端末代金最大3分の1割引の新プラン 11月導入へ

 KDDI(au)は15日、スマートフォンの端末代金を最大3分の1割り引く新たな販売プランを11月に導入する方針を固めた。端末を36カ月の分割払いで購入し、25カ月目以降に端末を返却すると最大12カ月分の支払いが不要になる。10月に「最大半額」にするとうたったプランを導入したが、政府から仕組みや広告表示に批判が出たため分かりやすい内容に見直す。

 新プランは自社回線の利用者のみに販売するほか、プラン利用料を撤廃し、25カ月目以降に指定端末に買い替える条件もなくすなど利用条件を簡素化する。一方、端末代の割引幅は「最大半額」より小さくなる。

 最大半額をうたったプランは、端末を48カ月の分割払いで購入し、25カ月目以降に端末を返却すれば最大24カ月分の支払いを免除する内容で、他社の回線利用者でも利用できる。ただ、端末代以外に月390円の利用料を24カ月間(計9360円)払わなければならず、実負担は半額以上で、消費者の誤解を招くと指摘されていた。100日間は同社の契約でしか使えない「SIMロック」もかかっており、端末による囲い込みとの批判も出ていた。

 ソフトバンクも同様に最大半額をうたった販売プランを9月中旬から導入したが、プランの仕組み自体は見直さずに「半額サポート+(プラス)」との名称を「トクするサポート」に変更。条件付きでSIMロックの即時解除にも今月から応じている。

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