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大日本住友製薬、豪バイオの買収断念

 大日本住友製薬は17日、オーストラリアのバイオベンチャー企業サイナータ・セラピューティクスの買収を断念したと発表した。条件面で合意に至らなかった。7月にサイナータに対し買収提案したと公表し、買収額は150億円程度を見込んでいた。サイナータは人工多能性幹細胞(iPS細胞)を生かした医薬品の開発を進めていて、大日本住友製薬はサイナータを買収することで再生医療の早期実用化と海外展開の加速を目指していた。サイナータには富士フイルムが約8%出資し、再生医療の分野で提携を進めている。

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