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損保ジャパンが教材提供開始 「足が速くなるダンス」、研修会や出張授業開催

 スポーツの秋を迎え、運動会を行う小学校の花形種目といえば徒競走だ。誰もが「足が速くなりたい」と思うが、こんな願いをかなえるため損害保険ジャパン日本興亜は今年4月から、ダンス教材「足が速くなるダンス」の提供を開始、授業に取り入れる小学校も出てきた。

 「走ることに自信がなかったが、足が速くなった感じ」「好きなダンスを踊って、足が速くなるのは一石二鳥。これからも続けたい」

 東京都新宿区立落合第二小学校が夏休みに開催した課外授業のダンス教室に集まった約100人の児童は、インストラクターのかけ声と「カルメン組曲」をアレンジしたオリジナル曲にあわせて体を動かした後、笑顔でこう語った。

 導入を提案した大山麻貴教諭は、児童の楽しそうな表情を見て「2学期から週2回程度、体育の授業に採用することを決めた」。体育の準備運動にも活用する考えだ。

 損保ジャパン日本興亜は、ダンス教育の環境整備に取り組む日本ストリートダンススタジオ協会と提携し、主に小学校の教員向け研修会と児童向け出張授業を全国で開催。振り付けには「足の回転数を上げる」「歩幅を広げる」「安定した姿勢の保持」という速く走るためのなる3要素を取り入れた。

 大阪市立柏里小学校が1学期に1カ月間、5、6年生の授業にダンスを取り入れたところ、1カ月後には児童の平均タイムが50メートル走で0.2秒縮まった。

 「走るのは苦手だが、足が速くなりたい」児童の願望を好きなダンスでかなえられるとあって好評で、研修会に参加した300人(150校)の教員の8割が「授業や運動会で生徒に挑戦させたい」と話しており、採用校は増えていきそうだ。

 このダンスプロジェクトを任された同社営業企画部の田部敬課長代理は「ダンスは子供の健全な発育と、運動離れの解消に期待されている。安心・安全・健康を届ける経営理念にもあう」と普及に向けて、子供たちにも人気のキャラクター「ジャパンダ」と一緒に全国を駆け回る。

 同社の新宿本社ビルは「ダンサーの聖地」と呼ばれており、1階のガラスに映る姿を見ながら練習に励むダンサーは多く、ここから有名なダンサーも誕生したという。

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