フジテレビ商品研究所 これは優れモノ

損害保険「LINEほけん」 損害保険ジャパン日本興亜 (1/2ページ)

 カジュアルでお手軽価格 若年層にヒット

 10月も半ばを過ぎ、地域によっては紅葉が見頃を迎える時期となった。休日にドライブやトレッキングを楽しむ人も多いのではないか。今回の「これは優れモノ」は出かける前に気軽に入れる損害保険を取材した。

 スマホでどこでも

 「保険をもっと身近なものにしたいと考えていました」と話すのは損害保険ジャパン日本興亜情報通信産業部の乘田(のりた)洋樹さん(39)。入社後は、営業マンとして保険販売の最前線でユーザーの声を拾ってきた。その中で多かったのが、契約に際しての煩雑さだった。具体的な補償内容や約款、重要事項を確認し、申込書に記入していく作業に負担を感じる顧客が少なくなかった。

 営業部隊から企画部門に移ると、いつでも簡単に加入できる損害保険を念頭に、新商品の企画や販売チャネルの開拓を担当してきた。「インターネットが必要不可欠な社会インフラとなり、保険販売のあり方も多様になりました」(乘田さん)

 携帯電話会社と提携し、自宅のパソコンからではなく、スマートフォンでどこからでも保険の申し込みを可能にする仕組みづくりなどにも取り組んできた。

 そもそも損害保険は、海上輸送での損害をカバーするものとして古代ギリシャ時代に生まれたといわれている。大航海時代に発展し、今日の海上保険の原型となった。その保険の知恵が17世紀のロンドンで発生した大火で火災保険を生み、18世紀の産業革命以降、あらゆる場面で損害をカバーする商品が開発された。

 日本でも明治以降、さまざまな損害保険が登場し、社会の安全装置としての機能を果たしてきた。

 ユニークな商品も

 今は身近な損害保険というと自動車保険や火災保険などが一般的だが、加入者は40代以降が中心だ。乘田さんら部のメンバーは、20~30代の若年層にそうした保険に気軽に加入してもらえる仕組みを探し求めた。

 そこで、2018年4月に無料通話アプリ大手、LINE(ライン)の金融子会社「LINE Financial」と提携することとなった。これは通信アプリのLINEから損害保険に加入できる日本初のサービスを提供するためだ。

 その損害保険の特長は、補償が必要となる比較的短い期間を月額100~500円という安い保険料でカバーするというもので全59種類。発売半年で合計17万件の契約があった。この保険商品シリーズの一つ「半日からの自動車保険」は、友人から車を借りてドライブする時など、その場でLINEを通じて保険の申し込みができる。保険料は12時間の補償で400円から。支払いもLINEの決済サービスなどから行うので、面倒な振り込み手続きも不要だ。

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