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住友化学、業績予想を下方修正 20年3月期 米中摩擦や円高傾向響く

 住友化学は21日、2020年3月期連結業績予想の売上高を2兆4400億円から2兆3300億円に、最終利益を1000億円から500億円にそれぞれ下方修正した。

 米中貿易摩擦の影響で、中国経済の減速や世界経済の成長鈍化が鮮明となる中、石油化学分野の原料価格下落に伴う販売価格の引き下げや、飼料添加物メチオニンの市況が想定を下回っていることなどが主な要因。円高傾向も響く。

 住友化学は世界経済の不確実性の高まりで、今後も不透明な事業環境が続くと予想した。一方で、情報電子化学や医薬品の事業については需要の伸びに伴って堅調に推移するとした。

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