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消費電力2割減のEV実現 ノーベル賞・天野浩教授、青色LED材料で

 青色発光ダイオード(LED)の材料となる半導体の窒化ガリウムを使った電力変換器で電気自動車(EV)を走らせることに、2014年にノーベル物理学賞を受賞した名古屋大の天野浩教授らの研究グループが23日までに成功した。既存のEVよりも消費電力を20%以上削減できるといい、24日から開催される「東京モーターショー」で車両が展示される。

 電力変換器は、EVのモーターを駆動させるためにバッテリーの電力を変換する装置。

 グループによると、現在、市販されているEVには、電力変換器の半導体としてシリコンが使用されている。窒化ガリウムはシリコンの10倍の電圧をかけられるため、電気の流れる距離を短くし、消費電力を減らすことができるという。

 天野教授は「走行距離を延ばしたいときや空調をつけたいときにはバッテリーを気にすることが多かったが、(消費電力を)極限まで減らすことで心配がなくなる。製造コストを下げ、広く使ってもらえるようにしたい」と話している。天野教授は青色LEDの開発でノーベル物理学賞を受賞した。

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