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MGM・オリックス「大阪オンリー」戦略、IRと関空、伊丹、神戸3空港と連携 

 大阪府・市が誘致を目指す、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)への共同参入を目指すオリックスと米MGMリゾーツ・インターナショナルは24日、大阪市内で合同会見を行い、両社のIRと、オリックスが運営する関西国際空港、伊丹空港、神戸空港の3空港と連携させると表明した。IR訪問客を各地に送客する態勢を整え、関西全体の観光産業の活性化につなげる狙いがある。

 会見したオリックスグループの高橋豊典関西代表は「関西には多様な観光地があり、3空港との連携などを通じ、IR訪問客を西日本各地に送り出すことができる」と述べ、関西経済に寄与できると強調した。また両社は新たに「大阪オンリー」との方針を打ち出し、「大阪以外のIR事業参入を目指さない」(高橋氏)と表明した。

 またMGM日本法人のエド・バワーズ最高経営責任者は大阪IRでのギャンブル依存症対策について「これまで米国で実施してきて最も効果があった対策を導入する。日本政府とはすでに数年にわたり、方策をめぐり協議を行ってきた」と語った。

 両社の役割分担について高橋氏は「地域や行政との連携はオリックスが担う」と述べ、関西に地盤を持つ同社が請け負うと表明。ホテル運営やエンターテインメント分野は両社が共同で手がけるという。

 双方が同規模の出資を行い設立するIRの運営事業会社についてバワーズ氏は、「MGM、オリックスが双方の強みをいかし、最大限サポートする」と語った。

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