金融

みずほ証券、電話営業を強化 多忙な富裕層顧客のニーズに対応

 みずほ証券は25日、電話を使って営業活動を行う体制を新たに整備したことを明らかにした。「店舗に行く時間はないけれども、アドバイスは欲しい」というニーズに応えることで、メインターゲットとしている富裕層顧客の預かり資産拡大につなげる。メールやテレビ電話も駆使してコミュニケーションを取り、顧客の満足度を高める。

 5月に試験的に導入し、専門の営業員11人を配置した。対象は預かり資産があるものの、店舗にいる営業員が会えていなかった顧客ら。医師や弁護士など多忙な顧客も多いことから、11人は東京都内のコールセンターを拠点としながら、全国の対象顧客に対し資産運用のコンサルティングを行っている。欧州の一部大手金融機関で取り入れられている手法だという。

 大手総合証券の一般的な営業スタイルとは異なり、例えば事前にメールで連絡を取り、週末にテレビ電話を通じて相談に乗ることもある。これまでに株式の取引や投資信託の販売が伸びるといった効果が確認された。試験運用は当面続け、来年度以降に本格展開の検討に入る。

 同社はサービス向上と業務効率化に向け、積極的にITを活用している。コールセンターでは、電話番号や過去のやり取りから顧客の用件を察知し、応対すべき担当者に直接つなげる仕組みを9月に導入した。「たらい回し」をなくし、顧客と従業員双方にかかる負担を軽減する。

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