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GMのストライキ終結 40日間、損失2千億円とも

 全米自動車労働組合(UAW)は25日、自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の米国工場でのストライキを終結したと発表した。期間は40日と1970年以降で最長。UAW執行部とGMが16日に結んだ暫定合意に、組合員の過半数が賛成した。労使関係は正常化し、生産が再開する。

 GMのバーラ最高経営責任者(CEO)は「従業員に高賃金の仕事を提供することを誇りに思う」との声明を出した。ただ、ストによるGMの損失は20億ドル(約2200億円)を超えるとの試算もあり、業績の重しとなるのは避けられない。

 UAWとGMは4年ごとに労働協約を改める。UAWは今回の改定で「GMは記録的な利益を上げている」として、賃金などで利益を分配するよう求めたが、交渉は暗礁に乗り上げ、9月16日に約4万8千人の組合員が12年ぶりとなるストに突入。30余りの工場が生産停止に陥った。(共同)

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