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欧米車2社統合交渉入り 実現すれば世界4位に 規模拡大で技術開発強化

 欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)とフランス大手グループPSA(旧プジョー・シトロエン・グループ)は30日、経営統合に向けて交渉していると発表した。実現すれば世界の販売台数で第4位の自動車グループが誕生する。規模拡大によって次世代技術の開発強化を目指すのが狙いだ。

 FCAとPSAはそれぞれ「世界有数の自動車グループを生み出すことを目的とした議論をしている」とのコメントを出した。両社の2018年の販売台数を合計すると870万台を超える。実現すれば、ドイツ・フォルクスワーゲン(VW)、フランスのルノー・日産自動車・三菱自動車の3社連合、トヨタ自動車グループに次ぐ第4位となり、米ゼネラル・モーターズ(GM)やホンダなどを上回る。

 FCAは、ルノーとの統合協議が6月に破談となったばかりだが、ルノーのライバルであるPSAとの統合に早期転換した。(共同)

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