金融

日本生命、保育事業に本格参入 全国の企業主導型保育所と利用したい一般企業を仲介

 日本生命保険は30日、保育事業に本格参入すると発表した。従業員向けの子育て支援に取り組む一般企業に対し、全国の企業主導型保育所の空き状況やサービス内容などの情報提供を来年1月から始める。企業主導型保育所の利用を促し、待機児童問題の解決などに貢献する。

 日本生命子会社のライフケアパートナーズが保育所運営などを行なうグローバルキッズ(東京都千代田区)から会社分割によって事業承継を受ける。日本生命はライフケアに2億円を追加出資、グローバルキッズはライフケアの株式を8%取得する。

 ライフケアは首都圏を中心に約200カ所の企業主導型保育所をインターネット上の専用サイトで紹介し、一般企業からサービス利用料を徴収する。子育て中の従業員が各保育所の空き情報やサービス内容を確認できるようにする。登録保育所は全国に広げ、将来600カ所程度に増やす計画。

 日本生命はニチイ学館と企業主導型保育所を運営するなど、子育て支援の取り組みを強化している。

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