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大阪メトロ、JR西、私鉄5社が「関西MaaS検討会」発足

 大阪メトロとJR西日本、関西私鉄5社は31日、さまざまな交通手段を一元的に利用できるようにするサービス「MaaS(マース)」の実用化に向けて「関西MaaS検討会」を発足させたと発表した。11月下旬に初会合を開く。

 MaaSはスマートフォンのアプリなどで、電車やバスをはじめタクシー、カーシェアリングなど多様な移動手段を一元的に予約、決済できるようにするサービス。訪日外国人客でも旅行が容易になるほか、大勢の利用者によるビッグデータを新たなサービス開発に活用できるメリットも見込まれ、欧州や米国などで開発が進んでいる。

 検討会は2025年大阪・関西万博開催までの実用化を視野に検討を進める。まず来年度中をめどに、関西圏におけるMaaSの将来像や、具体的なシステム構築のあり方を議論する。

 MaaSをめぐっては、鉄道各社が地域を限定した実証実験などに取り組んでいるが、複数の事業者が広域で連携するには、各社がそれぞれ蓄積する乗客の移動データの共有などが課題となる。そうした課題も検討会で協議するという。

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