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トヨタ「つながる車」で連携強化 スバルとネットインフラ共用

 トヨタ自動車が、インターネットによる通信機能を備えた「コネクテッドカー(つながる車)」の分野でSUBARU(スバル)と連携を強化し、サービスに必要なネットインフラを共用化することが3日までに、分かった。

 コネクテッドカーは車両の遠隔診断や事故時の緊急車両の手配などが可能で開発競争が激しい。自動運転技術への活用も見込まれ、トヨタは他社とも協業し対応を進める。

 両社は車両や走行などの情報を収集・分析する「トヨタスマートセンター」をスバルも使えるようにする。スバルは巨額の投資費用を抑えられるメリットがある。トヨタと資本関係にあるマツダやスズキにインフラ共用が広がることも想定され、実現すればサービス普及に弾みがつきそうだ。

 コネクテッドカーは、自動運転や電動化など「CASE」と呼ばれる次世代技術の1つ。トヨタは、車両の不具合を示す警告灯が点灯した際に、データ解析により自動生成された助言をオペレーターが伝えるサービスのほか、盗難に遭った場合の車両追跡や、役立ち情報などを提供している。

 スバルは来年後半に日本で発売予定の新型ワゴン「レヴォーグ」から、国内でコネクテッドサービスを始める。

 今後は高速大容量の第5世代(5G)移動通信の普及とともに、サービスの多様化が進むとみられる。車メーカーは従来の車造りにとどまらない知見が必要で、人材や投資資金の確保が課題だ。

 トヨタは9月、スバルへの出資比率を引き上げ実質グループ化することを発表した。コネクテッドカーでの協調も打ち出しており、インフラ共用化はその一環となる。

【用語解説】コネクテッドカー

 インターネットとつないで外部と情報をやりとりする車。車の競争力を左右する技術の一つになるとされ、各社が開発を競っている。車検や点検に関する通知や、渋滞などの道路情報を反映して目的地までの最適なルートを知らせる機能が代表的。目的地周辺の天気を知らせたり、カーナビの地図を自動更新したりする機能もある。

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