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業界最高効率99%の小型貫流ボイラー発売

 川重冷熱工業(滋賀県草津市)は、小型貫流ボイラー「WILLHEAT(ウィルヒート)」シリーズに、換算蒸発量毎時3000キログラムと、毎時2500キログラムの2機種を追加発売した。ボイラー性能評価の重要な指標である定格負荷時のボイラー効率で業界最高の99%を実現した。

 PID(比例・積分・微分)制御により高いボイラー効率と蒸気圧力の維持が可能になり、実用運転時のボイラー効率は100%以上、蒸気乾き度99.8%とした。燃焼範囲は、貫流ボイラーで多く採用されてきたターンダウン2:1制御と比べて広範囲で高い効率運転が可能となる7:1を達成。排ガスダウンフローとアルミフィン付き高性能伝熱管の採用、伝熱管の配列の見直しでボイラー効率を上げるとともに、連続給水制御により、常時排ガスと給水の熱交換を行うことで放熱ロスを大幅に削減した。

 押込送風機、給水ポンプのインバーター連続制御による消費電力の削減、補機の再配置によって軽量化と設置面積の低減を図った。設置面積は同クラス(換算蒸発量毎時3000キログラム)の大型貫流ボイラー「イフリートビート」と比較し、約35%コンパクト化。従来のウィルヒートシリーズと同等の高耐久性、長寿命も実現した。問い合わせ03・3645・8271。

 www.khi.co.jp/corp/kte

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