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防災用品 普段使いも重宝 味のいい非常食、キャンプ楽しめるベッド

 相次ぐ台風被害を受け防災用品に関心が高まっている。非常食を買っても気付いたときには賞味期限切れという事態を避けるため、最近は日常生活でも利用しやすいレジャー向け食品が増えている。アウトドアにも非常時にも使えるクッションやベッドなども人気だ。

 東急ハンズ新宿店(東京都渋谷区)では、10月の台風被害の後に防災用品を買い求める客が急増した。「普段の食事でも使える味のいい非常食がよく売れています」と担当者は話す。

 DIY用品を扱う杉田エースの「イザメシ」シリーズは、「ビーフシチュー」「チキンカレー」「リゾット」など種類が豊富だ。「以前から繰り返し買い求める顧客が多く、日常のレジャーや忙しいときの夕食などに使う人も多い。賞味期限の管理の面からも定期的な購入をお勧めしています」と担当者は話す。500円台が売れ筋だ。

 食品以外では、収納しやすいコンパクトなクッションは普段はスポーツ観戦などに便利で、災害時は避難所生活に役立つと評判だ。もともと美容用品売り場に置いてあったノンアルコールのウエットティッシュは、災害時に赤ちゃんのおむつ換えに重宝で防災用品として売れている。

 非常食の大手、尾西食品の「にぎらずにできる携帯おにぎり」も普段使いに便利だ。お湯や水を入れると食べられるようになる「アルファ米」にサケやワカメ、五目などの具材が入っており、袋の中の三角形のスペースで膨らんでしっかりしたおにぎりが出来上がる。

 「もともと非常食として開発したが、スプーンを使わずどこででも食べられるのでハイキングや登山に使う人が多い」と担当者。2017年の発売以来、毎年売り上げを大きく伸ばしている。店頭想定価格220円前後。

 アイリスオーヤマの「エアベッド」は、普段はキャンプ用品として使え、災害時には車中泊での疲労を軽減する。専用ポンプで空気を入れ、簡単に厚さ22センチまで膨らむ。シングルサイズの希望小売価格は2178円。

 ホームセンター「ユニディ狛江店」(東京)は、防災用品売り場の中心に陳列。担当者は「30~40代のファミリー層中心にレジャーと防災両方の目的で買うお客さんが多い」と話している。

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