米大統領選 争点の現場

「炭鉱の町」 有権者の苦い記憶 (2/2ページ)

 事前予測では、ペンシルベニア州はクリントン氏がリードしていたが1ポイント未満の差で敗れた。「エネルギーを最重視する数少ない有権者層に嫌われた」(同州のミューレンバーグ大学のクリストファー・ボリック教授)からだという。

 「炭鉱の町」の民主党支持者に追い打ちをかけているのは、トランプ氏との対立軸にしようと今回の候補らが急進的な温暖化対策を争っていることだ。

 急進左派の代表格、エリザベス・ウォーレン、バーニー・サンダース両氏は民主党のホープ、アレクサンドリア・オカシオコルテス下院議員(30)らによる温暖化対策案「グリーン・ニューディール」に支持を表明。10年以内に米国の温室効果ガス排出量を実質ゼロにするため国家総動員で取り組み、産業を脱化石燃料化する内容だ。

 「彼らの言う通りに石炭燃料をなくしてしまえば、この地域に電気が来なくなる。ペンシルベニア全体を国立公園にしたいのか」とジマーマン氏は憤った。

((下)は明日11月9日に掲載します)

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