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女川2号機、月内にも規制委審査合格へ 再稼働は20年度以降

 東北電力女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)が再稼働の前提となる原子力規制委員会の審査で、早ければ月内にも事実上、合格する見通しとなった。規制委の事務方らが、これまでの審査で妥当と確認した女川2号機の安全対策全般をまとめた「審査書案」について、更田豊志委員長が13日の記者会見で「順調にいけば2~3週間で示せる」と述べた。審査は2013年12月に申請され、約6年かけてほぼ終了となる。

 審査書案が規制委の委員5人の定例会合で了承されれば事実上の合格となる。その後、意見公募(パブリックコメント)などを経て、数カ月先とみられる定例会合で了承されれば正式合格する。実際の再稼働は、安全対策工事を終える予定の2020年度より後になる見通し。工事費は当初の想定を超える3400億円程度を見込む。

 正式合格すれば、事故を起こした東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型で4基目。

 更田氏は会見で、事務方による審査書案の作成に関し「月が変わるあたりを目指して作業している。最終的なチェックを含め、慎重に進めている」とも述べた。

 女川2号機は、東日本大震災で被災した原発としては初めて審査を申請。審査では、原子炉建屋の壁にできたひびの対策など被災原発に特有の影響も焦点になった。

 東北電は、女川1号機の廃炉を既に決定。3号機は再稼働を目指しているが、審査の申請時期を明らかにしていない。

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【用語解説】女川原発

 宮城県女川町と石巻市に立つ東北電力の原発。全3基が沸騰水型軽水炉。出力は1号機が52万4000キロワット、2、3号機が各82万5000キロワットで、それぞれ1984年、95年、2002年に営業運転を開始した。東日本大震災では全3基が自動停止し、津波の影響で2号機原子炉建屋地下が浸水するなどの被害が出た。追加の安全対策として防潮堤(海からの高さ約29メートル)などを工事中。1号機は廃炉が決まり、費用は約419億円の見込みで、53年度の廃炉完了を目指す。

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