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コクヨ、ぺんてるの子会社化目指す 対立泥沼化 (2/2ページ)

 一方、ぺんてるはホームページで「一方的かつ強圧的な子会社化方針に強く抗議する」と反発。第三者との協議については「当社の発展のために必要なことであり、自主的な判断で行うべきもの」と、事実上、協議していたことを認めた。

 ぺんてる株は非上場。コクヨは株主に呼びかけ、12月15日まで1株3500円で買い付ける。取得数の上限は設定していない。ぺんてる株の譲渡には同社取締役会の承認が必要だが、コクヨは過半数の保有が確約した段階でぺんてるの取締役会に諮り、承認を得るという。

 コクヨは5月、海外事業での協業を目指し、ぺんてる株約38%をファンドを介して間接的に取得。事前協議がなかったため、ぺんてるは態度を硬化させていたが、9月には取締役会でコクヨによる株式の直接保有を承認していた。

 “強硬手段”で事態の打開を図るコクヨだが、ぺんてるは「他社の支配に服さず独立性を堅持する」と全面対決の構えをみせている。

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