メーカー

小学校のトイレ掃除を楽しく 小林製薬がゲーム「トイレモンスターズ」考案

 小林製薬は、トイレ洗浄剤「ブルーレット」発売50周年の企画として小学校のトイレをきれいにする活動を始めた。児童が楽しく掃除に取り組んでもらえるようゲームを考案。学校のトイレは使いたくないという雰囲気を変え、排泄(はいせつ)を我慢して体調を崩す子供を減らしたいとしている。

 ゲーム名は「トイレモンスターズ」。掃除の時間に15分の音楽を流し、武器とする掃除用具でモンスターに見立てた汚れをどれだけ掃除できるかを競う。掃除の出来栄えをチェック項目に従い採点することで、正しい掃除の仕方を身に付けてもらう。トイレの正しい使い方を伝えるポスターも作った。

 大阪大大学院の松村真宏教授やNPO法人、日本トイレ研究所も協力した。小林製薬は今後、ゲームやポスターを無償提供する。松村教授は大阪市内で開いた発表会で「大阪府内の数校で始め、全国千校での導入を目指す」と話した。

 小林製薬はブルーレット発売40周年を機に全国の小学校に洋式トイレを贈る活動を始め、既に120校に寄贈した。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus