外食業界団体の日本フードサービス協会は21日、農作物への被害対策で捕獲されたシカやイノシシなどの野生鳥獣肉(ジビエ)の利用拡大を図るため、外食産業関係者らを対象としたセミナーを東京都江東区の東京ビッグサイトで開いた。ジビエ振興を目的に22日まで開かれている「第6回日本ジビエサミットin東京」の一環。
セミナーでは、同協会副会長で総菜や精肉事業を展開する柿安本店(三重県桑名市)の赤塚保正社長と、同サミットを主催する日本ジビエ振興協会の藤木徳彦代表理事が対談した。
今年1月に総菜店でジビエメニューを提供した赤塚氏は、「身近な食材にするため、女性や子供に好まれるハンバーグなどの料理を開発している」と紹介。「外食産業での利用拡大には安定供給とコストが課題だ」と指摘した。藤木氏は「モモやロースの高級部位だけでなく、ミンチ肉などとして一頭丸ごと使うようにすれば、割高な値段を下げられる」と話した。