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スマホと連携 歩行姿勢助言 NECが靴中敷き

 NECは27日、ベンチャー企業と共同で、歩行姿勢を改善する靴のインソール(中敷き)を開発したと発表した。歩行速度や歩幅、足を上げる高さを計測する小型センサーを組み込み、スマートフォンに無線でデータを送る。専用アプリで姿勢の乱れや体のゆがみを分析した上で、理想の歩き方になるためのアドバイスをする仕組み。

 中敷きの名称は「アローグ」。27日からインターネットで資金を募るクラウドファンディングのサイトを活用して購入希望者の募集を始めた。生活習慣の問題が気になり始めた30~40代の男性が対象で、1セット2万円。募集状況を見極めて本格的な事業化を目指す。

 今後、女性向けの開発や、介護施設でのリハビリや社員の健康管理用途など法人向けの展開も視野に入れる。

 携帯電話端末の傾きや加速度を測るセンサーを改良し、中敷きの中央に厚さ7ミリのものを配置した。専用アプリには「フィンクテクノロジーズ」(東京)の知見を活用した。NECでこの事業を担当する藤川修執行役員は「姿勢を良くして、格好良く歩くことが健康につながる大切な一歩だ」と説明した。

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