全日本空輸の平子裕志社長は音楽イベントを開催した米ハワイで産経新聞の取材に応じ、イベントへの意気込みやパイロットの飲酒問題、訪日韓国人観光客の減少などについて語った。主なやりとりは次の通り。
--ハワイで音楽イベントを開催した理由は
「原住民、移民で作り上げてきた異文化を受け入れる受容性に着目した。音楽はユニバーサルランゲージ(世界共通語)といわれているので選んだ」
--日本航空のホノルルマラソンとは一線を画した
「(長い歴史を持つ)ホノルルマラソンは、そのためにハワイに行くという乗客も出てきた。弊社の音楽イベントでもホノルルに行くという人が将来的に出てくればいい」
--今年はパイロットの飲酒が相次いで発覚した
「11月から『適飲宣言』を掲げ『012運動』をやっている。飲めない人は0杯、弱い人は1杯、お酒好きな人も1日2杯までとし、全員が取り組んでいる」
--韓国からの観光客が激減している
「決して健全な状況ではない。年間何百万人も来日している顧客が来なくなるのは航空会社に身を置くものとして残念だ」