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数百万の買い物も 外国人にも人気の“泳ぐ宝石”錦鯉発祥の地に行ってみた (2/2ページ)

 「まるでアート」

 引き続いて会場が一般公開され、待ちわびたニシキゴイファンらが水槽を囲み、目を輝かせていた。

 新潟県上越市から来た横尾京子さん(63)は「大きくて色鮮やかなニシキゴイが泳いでいるのもいいし、小さいのもかわいい。見ていて楽しいので、毎年楽しみにしています」と品評会の魅力を語ってくれた。

 会場には外国人の姿が多く見られた。米ハワイにつくった池で34匹のニシキゴイを飼っているというジョアン・フジモトさんは「ニシキゴイを愛しています。見ているだけでリラックスできる」とニシキゴイの楽しさを話す。1週間の旅程で日本を訪れ、9匹を約200万円で購入した。

 「ニシキゴイを初めてみたとき、その美しさに驚いた。アートのようです」と話すのは、タイから来たダニーさん(45)、ホワンさん(35)夫婦。既に3匹を150万円で買ったという。

 新潟県の調べによると、県内から海外へのニシキゴイの輸出額は平成24年に14億円だったのが、29年には23億円に急増。全国では、財務省が出している「金魚を除く観賞魚」のほぼ全てがニシキゴイとみられ、24年の輸出額が27億円だったのに対し29年は36億円まで増えた。全国の増加分と新潟県の増加分が同額となっている。県内の養鯉業者の海外進出の勢いを感じさせる数字だ。

 個人的に気に入ったのは、水槽番号137番の銀鱗紅白。小ぶりだが、透明感のあるオレンジ色の鱗(うろこ)の輝きに魅了された。泳ぐ度に太陽光の当たる角度が変わり、それに合わせて発色も変化するので、いつまで見ていても飽きがこなかった。

 “にわかファン”で誠に僭越(せんえつ)ですが、「産経新聞社新潟支局長賞」に勝手に選出させていただきました。

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