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MTGの元年9月期決算は赤字262億円、評価損が響く 売上高は前期比38.3%減

 トレーニング機器「シックスパッド」を取り扱うMTGが9日発表した令和元年9月期連結決算は、最終損益が262億円の赤字だった。前期は40億円の黒字。主力製品の一つ美容ローラー「リファ」を中心に在庫が積み上がり、評価損を計上したことなどが響いた。

 売上高は前期比38.3%減の360億円。中国当局が、国外から持ち込まれる物品への関税徴収や電子商取引(EC)の輸入手続きを厳格化したため、転売目的の中国人らによる購入が激減した。韓国での日本製品不買運動なども影響した。

 2年9月期の最終損益でも20億円の赤字を見込む。売上高は380億円と予想した。

 MTGは決算発表を11月14日に予定していたが、韓国子会社の取引先の在庫状況についてMTGの監査法人に通報があり、調査する必要があるとして延期していた。調査の結果、決算に重要な影響を与える問題はなかったとしている。

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